2009年9月15日火曜日

ココロヲツツム

未だに外で「職業は?」と聞かれると、

 「デ・・・・デザイナー?」

な、くろこです。一向に慣れません。

開発部は就きたかった職業ではありますが、まだまだ恐れ多く、大抵の場合は「いろいろと作っています。」と答えます。


和装小物の業界というとだいたい想像通りのデザインばかり。
先週行ってきたギフトショーでも「和」な売り場はすべて似たり寄ったりでした。
これは「和」の業界だけに限らない話なのかもしれませんが・・・


「売れる(売れた)デザイン」と
          「売れたデザインに酷似させたデザイン」



それらの違いは何なのか・・・
最近ずっと悩んでいましたがやっと私なりの答えが出ました。

すべてはそこに「心」があるかどうか、
本当に自分自身が欲しいと思って作られたものなのか、ということだと思ったんです。


どんな無機質なデザインも「心」があるとどこか暖かみが感じられる。
手料理が食べる人のことを考えた「心(愛情)」のスパイスで味がぐっと良くなるのと同じですよね。
こちらに何かを伝えようとしてデザインされたものはなかなか手放せません。
もう着れないのに昔祖母が作ってくれたシャツ1枚が手放せない。
そういうものに囲まれすぎると部屋が片付かないのですが・・・・笑


メーカーというのは地球の貴重な資源を使ってモノヅクリをする立場にいるわけで、特にこの感覚を忘れてしまっては良いモノはできないのかもしれません。
人は「心」のこもっていない商品を無意識に判断しているのでしょうか。

量産の商品とは言えど、これからはもっともっと一点一点に心を込めてデザインしていきたいと思うくろこなのでした。

大切なのはハートですね

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